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デング熱!媒介はヒトスジシマカ
デング熱を媒介する蚊の種類は、やぶ蚊と呼ばれる黒い体に白い模様があるヒトスジシマカです
昔からいわれてますが、蚊は一番身近にいる厄介な“病気の運び屋”です。甘く見てはいけません
- アカイエカ・・・・日本脳炎
- ヒトスジシマカ・・デング熱
- ネッタイシマカ・・黄熱
- ハマダラカ・・・・マラリア
- ネッタイイエカ・・フィラリア
蚊を媒介する病気を調べると、メジャーなものばかりでてきます
フィラリアについては日本で完全に根絶しているので今では輸入感染症のようです
蚊を媒介とするデング熱などの予防や対策などについてまとめてみました♪
デング熱を予防するためには
この蚊が多く生息しているのは、樹木の空洞に溜まった“水溜まり”です。そこから半径100mくらいはウヨウヨいます
森や林などの自然に近いところでバーベキューをするとよく刺されるのがこの蚊です
デング熱で代々木公園などの公園が騒がれたのは、まさしくヒトスジシマカの絶好の住処になっていたからです
ヒトスジシマカは、別名“やぶ蚊”と呼ばれていて他の蚊に比べ痒みが強いことで知られています
これがヒトスジシマカです↓
寿命は、約1ヶ月です。デング熱を持った蚊が卵を産み孵化して成虫になってもウイルスは遺伝しません
ちなみに、アカイエカとチカイエカは寒さに強いので、成虫のまま越冬できます。だから日本脳炎の予防接種をするんです
蚊に刺されないための予防や対策
デング熱の一番の予防は、刺されないことです。ですから、なるべく長袖長ズボンに虫除けスプレーなどを携帯しておくといいでしょう
昔からある蚊取り線香も意外に効果的です。臭いが気になるひとは、アロマのゼラニウムやラベンダーをアロマポットで炊くと蚊除けになります
- 蚊取り線香・・・・・・・・・屋外でも効果抜群
- プッシュタイプの虫除け・・・密閉空間で効果を発揮
- 吊り下げタイプの虫除け・・・風通しのいいところで効果を発揮
- 蚊よけのアロマ・・・・・・・ゼラニウム、ラベンダー、ローズマリー
庭などに水が溜まりやすい場所があるなら、十円玉をひとつ入れておくと蚊の幼虫の発生を抑えてくれ、結果的に蚊を減らせます
予防しても刺されるときは刺されます。痒みをすぐとる方法はアイスノンを患部に当てるか握ることです
脳は、痒みより先に冷たさを優先させるので痒みを感じなくなるんですって
デング熱の症状について
まずは、初期症状として一般的には突然の発熱です。喉の違和感が表れたり鼻水など風邪に似た症状がでる場合もあるそうです
特徴として、はしかに似た発疹がでます
- 潜伏期間・・・・・・・2日~2週間※多くは3~7日です
- 突然の発熱・・・・・・40℃以上の高熱も
- 喉の違和感や鼻水・・・風邪に似た症状
- 頭痛や寒気・・・・・・目の奥の痛みがでる
- 筋肉痛や関節痛・・・・発熱から身体の痛みは約1週間続く
- 皮膚発疹・・・・・・・はしかに似た発疹が50%以上の確立ででる
です。ワクチンが認可されてないので、治療は対症療法となります
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デング熱に感染してほとんどは、問題なく回復しますが、そのまま放置すると約1~5%は死に至るそうです
知っておきたいのは、稀に、出血や血小板の減少、血しょう漏出を引き起こし出血性ショックで命に関わることです
重症化すると26%もの死亡率になるそうです
なので、疑いがあるときはちゃんと病院で治療を受けましょう
デング熱ワクチンはあるのか?
デング熱の原因は、フラビウイルス科フラビウイルス属に属するデングウイルスです
このウイルスには4つの型があって、どの型によって発症するのかわかってないのです
しかし、フランスの製薬会社サノフィがデング熱を予防する世界初のワクチンの効果を確認したと発表しました
気になる実用化ですが、2015年を目指しているそうですが、日本で同時に認可されることはないと思います
でもパンデミック状態になったら早く対応せざるを得ないような気もします
蚊が媒介するそれぞれの病気
念のため、知っておいてもいいと思うので雑学的にまとめてみました。興味があるひとはどうぞ
東南アジアで流行している日本脳炎は、主にブタの体内で増え、その血を吸ったアカイエカに刺されることで感染し脳などに影響するそうです
日本でも蚊が発生する時期に、関東より下の地域で発生したりします
- 症状:1~2週間で倦怠感、高熱、震えや硬直、麻痺、痙攣
- 治療:対症療法
- 予防:ワクチン接種
- 注意:子供の頃ワクチン接種してますが、旅行前にも受けましょう
アフリカや中南米で流行している黄熱は、感染したサルやヒトの血を吸ったネッタイシマカに刺されることで発症します
重症になると、腎障害や肝障害など多臓器不全を起こし黄疸が出たら致死率が高くなる怖い病気です
- 症状:3~6日で突然の高熱、頭痛や背中の痛み、虚脱感、嘔吐
- 治療:対症療法
- 予防:ワクチン接種
- 注意:アフリカ旅行に行くときはワクチンを接種しましょう
アフリカの子供をはじめ、東南アジア、オセアニア、中南米などにも多くの発生していて年間3~5億人の感染者と約200万人の死亡者がでています
感染は熱帯熱、三日熱、四日熱、マラリア原虫の4つでハマダラカに刺されて感染します
なかでも熱帯熱によるマラリアは悪性で日本でも年間数件の死亡が確認されています
- 症状:数週間後に発熱、悪寒や震え、倦怠感、頭痛、関節痛、嘔吐下痢
- 治療:早期治療で治ります
- 予防:蚊に刺されないようする。予防薬の服用も有効
- 注意:旅行に行くときは医師に相談して予防薬を処方してもらいましょう
最後に
刺されても痒いだけだし・・・たかが“蚊”だと思いますが、色々な病気を媒介させる厄介なのも蚊です
日本は、医療も進んでいますし比較的、衛生環境もいいので感染してもそれほど重症化することもないと思います
それでも、やはり小さい子を持つママや年配の方はちょっと心配した方がよさそうです
黒くて白い模様がある蚊が居そうな場所は自然が多い場所です。都会にはあまり居ないかもしれません
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夏休みのレジャーは特に気をつけたいですね