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GDPってなんだろう
GDP、GDPってよくニュースで聞きます。景気回復の目安で使われ
ますが、どのくらいの人が分かっているのか。
たまに街角で、「GDPが前期と比較して○%上がりましたが景気が回復
していると感じますか?」なんてインタビューしていますが・・・
GDPの比較は前期を基準にして上がったか下がったかであって前期が
マイナス1.9%で今期がマイナス1.6%なら前期比プラス0.3%
マイナスなのにプラス?よく分からないですね^^;
結局はまだマイナスなんだなってことです
「大体こんなことかな」と大雑把に理解している人の方が多いのでは
ないでしょうか
と言うことで、GDPについて超簡単にまとめてみます^^
GDPを検索してサイトを読んでもど難しい
景気が良い悪いの目安として国内GDPを指標とします。前期と比べて
○%上がったとか逆に○%下がったってよくテレビで耳にしますよね
でもGDPと言われてもそれが何なのか、何となく経済のことかな?
と思って上がったら景気が良くなっている。下がったら景気が悪くなる
GDPをネットで調べるとウィキペディアには、国内総生産とあります。
はじめの説明部分がこれです
国内総生産(こくないそうせいさん、Gross Domestic Product、GDP)とは、
一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことである。
とありますが、続きを読んでみても難しいし長くて最後まで読む気になりません^^;
GROSS(総計)DOMESTIC(国内)PRODUCT(生産)
の頭文字をとってGDPと言うのですが、日本語で国内総生産と訳されています
でも、いまいち内容がピンとこないので、今度は、経済産業省のキッズページ
を見つけたので見てみました。これです
GDP(国内総生産)とは、日本の国内で、1年間に新しく生みだされた生産物や
サービスの金額の総和のことです。GDPはその国の経済の力の目安によく用いら
れます。また、経済成長率はGDPが1年間でどのくらい伸びたかを表わすものです。
経済が好調なときはGDPの成長率は高くなり、逆に不調なときは低くなります。
下の図はGDPの成長率の推移のグラフです。2002年以降、プラス成長が続き、景気
が回復しているものの、近年、その勢いが弱まりつつあり、足下では急速に悪化
していることが分かります。
キッズページなのにやっぱりよく分からないです^^;大人の私が分からないのです
からキッズが理解できるのか疑問ですね(それか私が馬鹿なのか^^;)
分かりやすく言うと、「物をつくり売った儲け」です。何か物をつくるためには人が
働きます。つくる人が居て、運ぶ人も居ます。宣伝する人も居ます。そして売る人が
居て最後に買う人が居ます。
GDPを分かりやすくしてみた
国内で働いて稼いだ儲けのトータルが日本の国内総生産(GDP)です。
例えば、カブトムシを例にします。今はデパートで買う虫となりました^^;
- A業者がカブトムシ1匹をB市場に100円で売りました
- B市場はカブトムシをC店に200円で売りました
- C店はカブトムシをD客に400円で売りました
儲けはA業者が100円、B市場が100円、C店が200円、全部で400円
カブトムシ1匹のGDPは400円です
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カブトムシは子供に人気があるので日本全国で売られ1000の業者が
それぞれ1000匹売ったら
- 1000業者×1000匹×400円=4億円(゚д゚)!
同じように500円のお米が個人に売られるまでに500円儲けたら
お米はみんな食べるので全国で1000万袋売れたとすると
- 1000万袋×500円=50億円(゚д゚)!
このようにして計算して全ての儲けを足したのがGDP
そして、前は50億円の儲けだったのが、今度は52億円になったら4%増
仮に儲けが48億円になったら4%減、全てのものに同じことが起きます
景気がよくなるためにはGDPは?デフレインフレは?
例えば、新しいスマホが発売され国内の店で一斉に販売が開始される
- 評判がよく大勢が買い換える 売れる=儲けが発生
- 国内の生産工場がフル稼働する 光熱水費がかかる=電力会社に儲けが発生
- 生産するために従業員を雇う 人件費がかかる=雇用されて給料が発生
- 人が増えたので工場を建てる 設備投資=建設業者の儲けが発生
このように何かが売れるとそれを作るのに関わる人がたくさんいます。
その人たちには必ず儲けが発生します。その儲けを足すと莫大な金額になるのは
分かりますね。GDP(儲け)がでると、
- 雇用が増える。
- 働く人の給料もよくなる。
- 給料がよくなったらほしいものを買う。
このサイクルで景気が良くなるのです。
名目GDPと実質GDPがあるけど基準は?
さらに、比較するには「名目GDP」「実質GDP」があります
- 名目GDPとは、生産した量と新しい価格(物価が上昇)で計算したもの
- 実質GDPとは、生産した量と前と同価格(物価は同じ)で計算したもの
例えば、米を100円で10袋、いもを100円で5個作っている農家がありました
(米110円×10袋)+(いも100円×5個)=1500円
これを基準にすると
- 名目GDPは1500円
- 実質GDPも1500円
次の年、米の値段が上昇し、110円になったとします。生産も増え11袋となりました。
いもの生産・価格が変わらない。
- 名目GDPは1710円(米110円×11袋)+(いも100円×5個)=1710円
- 実質GDPは1600円(米100円×11袋)+(いも100円×5個)=1600円
実質GDP × GDPデフレーター = 名目GDP
となり、この場合、1710円を1600円で割った1.068がGDPデフレーターで
- 1以上であれば物価上昇(インフレーション)
- 1未満だと物価下落(デフレーション)
となります。わかりましたか?
でも、GDPとかデフレ、インフレといいますが言葉や数字で景気を判断されても実際に
給料が増えたりして使えるお金が増えないと実感がわきませんよね^^;
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と言うことで、まだまだ景気がよくなったとは残念ながら感じられません・・・
それって私だけ?^^;