Sponsored Link
飛沫感染や母子感染でかかるりんご病
健康な子供は、それほど心配ないけど大人がかかると何倍も辛い“りんご病”!妊婦だと、さらに怖いんです。
高熱がでてからの手足の湿疹、しかも痒みはハンパじゃない!関節も痛くて体が動かせない!そうなる前は、風邪の症状みたいだったでしょう?最初の症状でいろいろ調べても風邪とかインフルエンザ?くらいしか該当しなかったと思います。もしかすると膠原病?・・・と思ったかもしれません!
でも、もっとメジャーな病気の可能性があるんです!体験も含め書いてみます。
- 高熱がでて、めまいや吐き気がある
- 経験したことがないくらいのだるさ
- 肘から上にでる湿疹
- 太ももの上にでる湿疹
- 関節が痛くて歩くこともできない
徐々にこんな症状がでてきたら“りんご病”の可能性があるかもしれません。大人でもりんご病になる可能性はあるんです。
しかも、厄介なことに、これといった治療法がないので自然に治るのを待つしかありません。
男性ならそれほど問題ないかもしれませんが、女性は気をつけたいのが“大人のりんご病”です。
特に妊婦は注意したいですね。妊娠初期だったり、2人目を授かりたいとか、今後、予定のある人は知っといた方がいいと思いますよ♫
りんご病が流行っていないか確認しよう
りんご病にかからないためには、自分で予防するしかありません。ただ、インフルエンザならワクチンの接種で予防することができますが、りんご病に有効なワクチンは開発されていません。
- 子供の学校で流行っていないか?
- 子供がいなくても近所の学校で流行っていないか?
もし流行っているならマスクをして、外から帰ってきたら手洗いとうがいは忘れずに行いましょう!
感染経路は、飛沫感染が最も多いんです。そう!ウイルスが付いてるものに触れた手で顔を触る。これが感染原因のトップなんです。
子供のとき、りんご病になったか知っておく
成人の約50%がりんご病の免疫を持っていると言われてます。なので、大人がりんご病を発症する確立はかなり低いんです。小さい頃にかかったことがあるか?自分の記憶をたどるか親に聞いてみましょう。
重要なのは
- 自分がりんご病にかかったことがあるか?
- 自分が子供のころ周りで流行らなかったか?
ちょっと考えてみて思い当たりません?りんご病は、春先から初夏までに流行り周期は4~6年と言われてます。幼少期のこの時期は記憶に残りやすいので参考になるかもしれません。
ただ、あくまでも流行る時期ということなので絶対ではないです。しかも、りんご病の免疫はついてるか微妙な場合もあります。気になる人は「りんご病って免疫つくの?」をご覧ください。
子供のりんご病の症状については、こちらを参考に⇒~子供の発熱や咳と鼻水~高熱はでないけど顔や太ももが赤くなったら~
大人がりんご病にかかったときの症状
健康な子供がりんご病にかかっても心配いりません。症状に気付かず完治することがあるので重症化するケースはほとんどないそうなんです。しかし、ごく稀に脳症などの合併症を引き起こすことがあるので、突然、高熱をだしたらすぐ病院にGOです。
さて大人の場合ですが、子供と違い重症化します。しかも症状は約1ヶ月続き精神的にも追い込まれかなりキツい状態になります。
○大人の症状
- 38℃以上の高熱とめまいと吐き気やだるさが襲ってくる
- 3日程で熱は下がりますが強いだるさがしばらく続きます
- 次にでる症状は、頬の赤みと腕や太ももにでる帯状の湿疹
- そして、かなり強い関節の痛みと手足のむくみが襲います
高熱は約3日で治まりますが、辛いのが関節痛と湿疹、それと強い倦怠感です。関節痛に関しては歩くことすらできない状況になります。
これらが代わるがわる約1ヶ月続くのです。精神的に追い込まれ“うつ”状態になる人もいるというのはこの症状からです。(私はそこまでなりませんでした)
また、かゆみはぶり返します。温まると痒くなり我慢できず掻くので出血もします!
考えただけでも頭がおかしくなりそうだと思いません?りんご病に効く薬はありませんが、かゆみ止めなどの対処療法は有効なので、それで乗り切るしかありません。
Sponsored Link
妊婦がりんご病を発症すると
妊婦が、りんご病を発症して怖いのが胎児に影響が出ることです。何回も言いますが、りんご病にかかると治療法がありません。自然治癒を待つしかないんです。これは母親からうつった胎児にも同じことが言えます。治療できないんです。
- 厚生労働省の調査で感染した胎児の7割が流産か死産になると判明
母親である妊婦が感染すると胎盤を通して胎児にも感染します。ウイルスが赤血球のもとになる細胞を壊し胎児に影響がでるんです。すると胎児は「胎児貧血」の状態になり進行し「胎児水腫」となり最終的に流産や死産となってしまうんです。
他におたふく風邪やはしかも気を付けた方がいい感染症です。参考にしてください⇒「おたふく風邪も大人や妊婦は気をつけたい」「はしかも大人と妊婦は重症化する」
りんご病を防ぐには免疫力を高めるのが大事
りんご病は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。このウイルスに有効なワクチンは残念ながらありません。
ただ、どんな病気でもそうですが、人の身体は、ある程度の防衛能力を持っています。その能力が免疫力です。免疫力を高めればウイルスや病原菌が体内に入ってきても病気になりづらくなるのです。
- 身体の抵抗力=免疫力の強さ
「じゃぁ免疫力を高めるにはどうすればいいの?」と気になると思います。免疫細胞の約70%は、腸内にあるので、腸内環境を整え白血球などの免疫細胞の酸化を防ぎ細胞が元気な状態なら簡単に病気にならないということになります。
腸内環境を良くするには、
- ヨーグルトなどの乳酸菌を摂る
- 食物繊維を多く含むものを摂る
- 抗酸化力の強い物を摂る
などです。ヨーグルトや植物繊維も大事ですが、毎日食べるのは飽きるしコストもかかります。そこで、おすすめなのがマキベリーです。地球上に存在する食べ物の中でも最高峰の抗酸化力を持ってるそうです。参考までに⇒マキベリーパウダー効果
そして、簡単にマキベリーの効果を取り入れたいならサプリがおすすめです。マキベリーは、美容や健康にとても話題のベリーで海外のセレブたちも愛用してます。ちなみに、美容に敏感のスーパーモデルも愛用しているそうです。
妊娠中の健康管理や産後の美容やダイエットにも効果があるので試してみる価値はあるかもしれません。ひとつ注意するのは、ポイフェノールが鉄の吸収を悪くするので貧血ぎみの人は体調をみながら摂取することですね。
安心するための検査はできる
まんがいち、りんご病かも?って疑われる症状があるときは病院で検査できます。IgMとIgGと言う2種類の抗体を調べると最近感染したのか昔感染したのかが分かるんです。
- IgG抗体<陽性>・・・過去に感染したことによる抗体
- IgG抗体<陰性>・・・抗体を持っていない
- IgM抗体<陽性>・・・感染して3ヶ月だけ上昇する抗体
- IgM抗体<陰性>・・・感染していないので抗体がない
IgG抗体が陰性でIgM抗体が陽性なら初感染となります。陰性なら感染してないということですから安心です。
救いは、20週以内の胎児に感染すると流産などの確率が高くなりますが、20週を越えるとだんだん確立も低くなります。もっと言うと、お母さんが感染しても胎児に影響がでるのは約10%と言われてることです。
りんご病の流行に注意して、もしも上の子がりんご病にかかってしまったら、お母さんは徹底して予防しましょうね^^;
まとめると
- りんご病は、ヒトパルボウイルスB19によって起こる感染症
- 感染経路は、飛沫感染か母子感染、稀に輸血で感染する
- ヒトパルボウイルスB19のワクチンは、開発されてない
- 成人の約50%が抗体を持つといわれている
- 潜伏期間は、1~2週間。感染しても必ずリンゴ病は発症しない
- 治療方法がないので自然治癒に頼るしかない
- 発症すると症状が長く約1ヶ月続くことがある
- 重い関節炎で酷いときは2~3日歩行困難になることがある
- かゆみが強く約1ヶ月間はぶり返すことがある
- 強い倦怠感により“うつ”状態になることがある
- 妊婦が感染すると胎児水腫になり流産や死産の恐れがある
- 妊婦が感染しても胎児に感染するのは約10%
- 20週以内の胎児に感染すると流産などの確率が高くなる
- 感染した新生児は必ずしも先天異常が起こるとは限らない
- 予防にはマスクが有効。手洗いとうがいを徹底する
最後に
大人がなるとヤバイのが、可愛い名前の病気“りんご病”です。妊娠初期のお母さんは、気をつけましょう。
補足ですが、病院は呼吸器科かアレルギー科を受診しましょう。関節の痛みやかゆみに対しては薬が処方されると思います。
Sponsored Link
おすすめ記事