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市販の鼻炎薬を飲むときは気をつけよう
かゆみは耐えられないという人が多いと思います
かゆみを抑えるためにどうにかしたいと思って薬を飲んでる人も多いのですが、その鼻炎の薬は抗ヒスタミン薬じゃないですか?
今、花粉症の薬で主流になっているのが極力眠気などの副作用を抑えた第2世代抗ヒスタミンです
花粉症で市販の鼻炎薬を服用してる人は風邪をひいても薬を飲まない方がいいようです^^;
風邪薬と抗ヒスタミン剤などの成分が同じなので倍飲んでるようなことにも・・・
稀にでる副作用を調べてみました
抗ヒスタミン剤と風邪薬の併用について
抗ヒスタミン剤の成分でオキサトミドというものがあります。第2世代抗ヒスタミン剤のⅠ類の成分でⅡ類に比べ比較的強い成分です
ほとんどの市販の鼻炎薬に入っている成分ですので、鼻炎薬を飲んでる人が風邪をひいたら風邪薬だけにして早く風邪を治すようにしましょう
両方服用すると薬の相互作用で稀に重度の副作用があるようです
抗ヒスタミンの副作用として稀に
- かぜ薬などの他の薬との併用などで血中濃度が高くなったり、肝臓疾患や心臓疾患をもっている人は重度の不整脈で死亡する事例も出ているようです
これは本当に稀なケースなようです。が、あったということなので気をつけましょう!
オキサトミドのメリットとデメリット
オキサトミドは、抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン剤で第1世代抗ヒスタミン剤の副作用に多い口の渇きや排尿障害などの副作用が軽くなっています
ただ、脳に影響を与える可能性は同じで、鎮静作用はかなり強いようです
注意が必要なのは、稀にある副作用で錐体外路症状です。「パーキンソン症候群」といいます
メリット
- 速効性がある・・・服用後すぐ効く
- 持続時間も長い・・・約6時間
- くしゃみや鼻水に効果が高い
- 鼻づまりにも効果がある
- かゆみを軽減する・・・これは効きが弱い
- 鎮静作用が強い・・・興奮を抑える
- 副作用が少ない・・・個人差はあります
デメリット
- 眠気やけん怠感がでる
- 安定剤などと併用すると眠気が強くなる
- 稀に副作用として錐体外路症状がでる
パーキンソン症候群の症状(錐体外路症状)
ゆっくりと症状が進行し10数年後には寝たきりになる可能性もあります
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- 筋肉が固くなる
- 手足が震える
- 姿勢を保つことが難しくなる
- 小刻みに歩く
- 動きが遅くなる
- 転びやすくなる
- 顔の表情が乏しくなる
- 飲み込みが悪くなる
などのことがいくつかあらわれます
子供の場合も症状がでる
手足のつっぱりや首がそり返ったり、ひきつけ、目の動きに異常(正面を向けなかったり、白めになる)がでます。また、ふるえやけいれんを起こすこともあるようです
重い副作用
- 肝臓の重い症状・・・皮膚や白目が黄色くなり尿が茶褐色
- アナフィラキシー・・・冷汗としびれやめまいがあり息苦しくなる
- 血小板の減少・・・鼻血や歯肉出血、血尿がでて血が止まりにくい
副作用の眠気もあなどれません
お酒を飲んで酔ってないという人と同じで薬の副作用で眠くないかといわれても、それ程自覚症状がない人が多いのが怖いところです
抗ヒスタミン剤は副作用の眠気がでにくいといわれていますが、個人差があります!眠くなる人は眠くなります^^;
眠気を感じなくても判断能力は充分低下しているので、数種類の薬の併用は避けたほうが良いでしょう
数年前に山形県で起きた高速バスの事故を覚えていますか?
高速バスの運転手さんが、運転中に突然意識がもうろうとした状態になり大きな事故となってニュースになりました
その時の事故の原因は、風邪薬に含まれる鼻水を抑える成分と抗ヒスタミン薬の成分が重複したことで意識がもうろうとしての事故だったようです
怖いのはたとえ眠気を感じなくても、蛇行運転する可能性があることで当時のバス会社やタクシー会社などは、風邪薬を服用するときの基準を作ったそうです
最後に
調べたら怖い副作用がでてきましたが、本当に稀な副作用のケースです。でも知っておいて損はないと思います
まずは風邪のつらい症状を抑えるのを優先させて鼻炎薬や解熱鎮痛薬の服用を一時的に止めましょう
風邪薬に入っている成分で充分鼻炎や頭痛に効果がありますから大丈夫です
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ほとんどの風邪薬には鼻水を抑えるために抗ヒスタミン薬が配合されていますので覚えて起きましょうね